・飛行機のチケットを購入。9月21日バンコク→香港。旅の終わりが見えてきた。この日までにタイに入らなきゃ。
・バスのチケットを購入。9月14日ビエンチャン→パクセ。夜行バス。ラオス2つ目の世界遺産*1ワット・プー遺跡を見に。そこからタイ国境を越える予定。
行ってくるプー(←やめなさい)

*1:ちなみに一つ目はルアンパバーンの町

ルアンパバーンビエンチャン

・8時のバスに乗るため、7時にトゥクトゥクが迎えに来る。他にもいくつかゲストハウスを回り、到着。韓国製バスのお下がりが今日の足。きれいだし、エアコンも利く。さらには途中で水とお菓子が配られる。すばらしい。隣に座ったのはビエンチャン中国企業で働く中国系ラオス人の女の子。後ろにシンセンから旅行に来た会社の上司とその父親が座っている。急遽ガイドさんとして帯同することになったらしい。聞けば去年まで上海復旦大学の本科に通っていて5年間上海にいたらしい。一流大学の出だ。兎に角久しぶりに中国語を使って話せた事が嬉しくて堪らない。半分ぐらい中国人になっているな、わたし。本当に、本当に中国語を学んで良かった。


・乗客は大部分西洋人旅行者。日本人は見た感じ5人ほど。話さず。話せよ。


・快適快適、と思っていたら、やっぱり落とし穴があった。ビエンチャンまであと30kmというところで、バスが動かなくなり修理を始める。タイヤのパンクかと思ったら、エンジンをあけて調べている。今回の旅行、初めてのバス故障。


・道端でぼけっと待っていると、路線バスが止まり、5,000kipでビエンチャンの町まで行くという。大急ぎで荷物を乗せかえる旅行者たち。わたしもそれに続く。と、財布の中に4,000kipしかないことに気づく。仕方が無いので前述の女の子にお金を借りる。ジャパンマネーならぬチャイナマネーで豪遊だぜ、とか思っていた自分が恥ずかしい。


・19:00頃ビエンチャンの中心部に着く。ゲストハウス探しよりも先に、メコン川を見に行く。メコン川の夕暮れ。川沿いのゲストハウスに宿を取る。3ドル/泊。


・明日は借りたお金を返さなければ。こうして旅のスケジュールはずれ込んでいく。

ルアンパバーン

・明日8:00発のビエンチャン行きバスチケットを購入。8時間でいけるそう。これでまた前に進める。

・13日にはラオス−タイ国境を越える予定。香港にも少し時間をかけて滞在したい(色々見ておきたい)と思うと、ネパール行きがだんだん厳しく感じられる。どうせ行くんだったら時間をかけてゆっくり見たいから。バンコクまで行ったら、ネパールに行くかどうか最終的に判断する。今は、バンコクからカンボジアシェリムアプに抜けてアンコール遺跡群をゆっくり見て回る、というプランに心引かれ始めている。うーん、困った。

ルアンパバーン

メコン川 ああメコン川 メコン川(季語なし)
 まさかメコン川をこんなに間近に見る日が来るとは。中学校の社会(地理)の授業で習ったような記憶がある。プランテーション農業とか。思えば遠くに来たもんだ。景洪からモンラーへのバスの中で見た時より、川の色の赤みが薄い。景洪が赤味噌ならこちらは合せ味噌。


ルアンパバーンは古都。日本で言えば京都。中国で言えば、、、たくさんあってわからんが西安か。小さい街なので歩いていける範囲に古いお寺がたくさんある。建物も西洋建築の古い家並み(植民地時代のものか?)が続き、外国人向けのカフェになっていたりして、面白い。私も気取ってフランスパンのサンドイッチなぞ食す。


・今日のコダック
あんまり感動したんで写真を撮ってしまいました。本当に観光客の行くところどこにでもある。

モンラー(中国)〜ムアンサイ(ラオス)〜ルアンパバーン


・8:30の便で、モンラーを出発。モンラー発ウドムサイ(ラオス)行きの国際バス。国際バスなんていうと聞こえはいいがオンボロマイクロバス。車内はすごい荷物。ジャガイモやら、工具やら、ダンボールやら、犬やら。生物はいいのか生物は。私はビザ申請に時間がかかることを考慮して国境ゲートのあるモーハンまでのチケットを購入。14RMB。


・10:30に国境ゲート到着。中国側でビザ欲しいんだけど・・・というとラオス側で取るんだよ、と言われる。そういうもんでしたか、すみません国境素人で。いつも日本に帰るときに空港で書いている出国カードを書いてゲートを抜ける。バスがいたので俺ここまでやけんね、と言うと、運ちゃんが、ウドムサイまで行くんなら乗っけていってやるけんね、と言う。でも俺ビザの申請が・・・と逡巡していると、どうせ中国人の皆(他の乗客)もスタンプ押したり手続きがあるから待っててやるけん、というのでウドムサイまで乗っていくことにする。追加で24RMB。「〜けん」というのに意味はない。そしてこの辺目立ったらイカン!と過度にビクビクしていたので写真がほとんどない。犯罪者でもないのに。


・バスで2キロほどで、ラオス側ゲート。これを抜ければついにラオス突入。Visa On Arrivalと書かれた窓口に立つ。なんだかニコニコしたお兄ちゃんに英語で質問攻めにあう。やれお前コンピューター会社ではどのメーカーのPCを使ってるんだとか、云々かんぬん。やっと申請用紙をくれたと思ったら、“Issue”の意味がわからずお兄ちゃんに質問する羽目に。当然英語で。我ながら英語能力の不甲斐無さに、父ちゃん悲しくって涙がでらあ、と一人ごちる。とにかくビザは下りて、無事にラオスへ足を踏み入れる。時差があるので時計を一時間戻す。11:30→10:30

ラオスへ入っても山の景観が急激に変わるわけでもなく。相変わらず山道をひた走りムアンサイのバスステーションへ到着。

ムアンサイはラオス北部の中心らしいが、見た感じ、交通の要地として機能しているが街自体は小さく何もなさそうだ。北海道でいうと長万部(おしゃまんべ)みたいなものか。今日中にルアンパバーンへ行くことにする。200km。チケット38,000キープ。(1ドル≒10,000キープ)時計を見ると14:00。今日ここまで何も食べていないことに気づく。

・15:00発ルアンパバーン行きのバス。トラックを改造したバスかと覚悟していたが、意外にもトヨタのミニバン。すごいぞラオス。しかしすごかったのは過積載っぷり。12人乗りのミニバンに16人(一人赤ちゃんを抱いた女性がいたので16.5人?)にニワトリ。全員の荷物は屋根に括り付ける。スピード出ませんよ、それは。前半は山道でスピード出せず(当たり前だ、死んでしまう)こりゃあ今日中に着けないかも、と心配になったが後半は平坦な道をぶっ飛ばして、20:30過ぎにルアンパバーンへ着く。3人掛けのところに4人座って私が一番端だったので常に半分しかイスに座れず、お尻が4つに割れるかと思った。
(写真は、ちょうど折り返し地点の休憩所で)

麗江〜景洪


・7:00過ぎに目が醒める。胃が痛い。原因を考える。
①昨日の登山で馬に乗りすぎた。②同じく登山の途中、私を担当してくれた馬飼のおじさんにいただいたペットボトルに入っていた白酒のような酒(何回もくれた、断れ私)③四川姉弟と一緒に食べに行った餃子屋でもりもり食べたおろし大蒜。④夜中に咳が出て無理やり飲んだ飲み薬⑤タンクトップ一枚で寝たので冷えて風邪ひいた。
思い当たることが多すぎる。


・8:00頃に四川姉弟が部屋をノックする。やはり昨日の登山から体調がすぐれず、今日大理に戻り、昆明から四川に戻るらしい。お世話になりました。変な日本人の相手をしてくれて有難う。ラオスとかタイでは日本人は(金持ちと思われてるから)中国人の振りをするんだよ、と言われる。そうなのか。


・シャワーを浴びると少しずつ調子が良くなってくる。パッキングをしていると、少しずつだが荷物が多くなっている事を実感し、落ち込む。チェックアウトして、荷物を宿で預かってもらう。いろんなお願い事をしたが、どれもこころよくOKしてくれたな。いい宿だ。

・とりあえず元気をつけるため、カフェに入り、オムレツとコーヒーで朝食を済ます。そのままカフェのPCで旅の記録の更新。携帯カメラで撮り溜めた写真を数点アップする。18:40の空港行きバスまで何をしようか。映画「単騎千里を走る」で使われた郊外の町まで行ってみようか。(麗江古城ほど観光地化されていないらしい)




・メインカメラである魚眼レンズカメラがおかしい。カウンターが動かないので、今何枚目まで撮ったかがわからない。ちゃんと写っていますように、と祈る。